◆S隊員の単独行動◆

池袋ラーメン戦争!?
 凄い行列ができていて、休日となるとその行列が2倍以上膨れ上がる姿を見て、今日は少々批判的な論調で、進めていきたいと思う。

 今、池袋はラーメン店が乱立している。その中でもテレビや雑誌等で紹介されて行列ができる店等があり、一部のマスコミで「ラーメン戦争」と言われる所以である。

 しかし、行列ができる店イコール美味しい店かというと、ちょっと違う。

 最近では行列を態々仕掛ける店も見受けられる。近況は知らないが、二天は2階席があるというのに使用していない。これはどうしても店の演出である。2階席を使用して、更に相席を許容すればそれ程並ばないのでないか。ここの店は有名な「麺や武蔵」のプロデュースで、行列が絶えない店ではあるが、店主の言っている言葉が虚しくもなる。「ラーメンが美味しいのが当り前。お客に感謝する気持ちが大事である」(10月27日テレビ朝日「決定!これが日本のベスト100」内にて)といっているが、お客を待たせるとはいかがなものかと思う。店の規模を誤魔化して行列を作っている。
 マスコミで虚像を作られて行列を作っている店といえば「光麺」である。ここは店主が作っている時とその他の人が作っている時が天と地と違う。並んで食べても、店主が店内に居ないとはっきり言って「ハズレ」である。スープの濃さといい、麺の茹で具合といい、バラバラだ。これで、美味しいラーメンを提供しているといえるだろうか。更にスープ自体の味も低下している。この店は初期の池袋ラーメンブームの立役者であるが、その地位は既に終わっている。
 無敵家の行列は、奇々怪々である。何故並ぶのか??。ここのラーメンを食して美味しいと思う方は、もっと色々な店に足を運ぶべきである。以前にも述べたように、異様な香りがする。化学調味料の香りである。もし、これを自然食材で生成しているのであれば、凄いことである。昔の日本人は味覚の繊細さは、世界でも誇れるものであった。それを最悪した味の素をはじめとした化学調味料。これが、日本人の味覚を駄目にしてきた。その人達が並ぶ店である。並んでも価値がないと思ったほうがようであろう。

 雑司が谷の「ターキー」等、並ばなくても美味しいラーメン店は幾らでも池袋には存在する。少し前の「豚骨」ブームの終焉と共に、「ターキー」のラーメンを食した時の、懐かしさと東京ラーメンの原点をもう一度考える時が来たのではないかと思う。

 マスコミや見た目で判断をせずに自分に正直な気持ちで美味しいと言える店。行列ができる店イコール美味しい店という、本来の姿を早く観たいものである。
(2002/10/28UP)


無敵家
ここは、なぜ行列ができるのか解らない。
 無敵家が開店した当初ここの店に行ってビックリしたことがあった。メニューが渋谷区幡ヶ谷にある別の名前のラーメン屋と全く同じだったのである。メニューのラインナップからデザインまで。実は味まで同じだから更にビックリ。チェーン或いはフランチャイズなのかと思えば、無敵家のホームページには、「新宿の同名の店とは無関係です」とまで書かれていて、無敵家は池袋にしかないと言っている。ちなみに新宿の同名の店と幡ヶ谷の店とは同じ店ではない。全く不思議だ。
 幡ヶ谷の店は、市販の調味料やだしを利用している。店の人に聞いたわけではないが、店の前にゴミとしていつも積まれているから当然のように分かってしまう。その店とそれ程変わらない味の無敵家。
最近は少々メニュー構成も変わってきているようだが・・・・・、ここは、なぜ行列ができるのか解らない。なので行列してまで食べようとは、どうしても思わないのである。行列していないときに味のチェックをしようと考えている今日この頃である。
(2002/9/20UP)

ラケル
 若い女の子に人気のラケル。そのラケル池袋店に行って来た。
まず最初に思ったのは、「メニューに偽りあり」。この店は地下1階にあるので、階段があるのだが、階段横にサンプルが置いてある。「美味そう」である。そして店内に入るとメニューが出される。そのメニューには写真がついているものもある。「美味そう」である。私は「おこげオムライス&チキンソテー」のセットを注文した。そしてテーブルに置かれた注文の品。「不味そう」である。
 まず山盛りになった白いご飯に申し訳程度に卵が乗っている。ご飯と卵の量がアンバランスである。だから卵で包めない。因みにサンプルやメニューの写真が全て包んである。「メニューに偽りあり」である。
次にご飯だが、バターライスになっていたが、何処がおこげなのか??「メニューに偽りあり」である。もしかして卵がおこげなのか・・・。そういえば卵焼きが硬くなり焦げていた。
バターライスは、中々バーターの味がたっぷりで、どのくらいバターを使えばこんな味になるのかと、胸焼けしながら考えてしまった。不味いのである。「初めて料理しました」といってにこやかに微笑みかける彼女に不味いとは言えない、そんな心境に近い味。

大変勉強になりました。

(2002/9/20UP)